インドネシアで開催されたiDEAFEST2024イベントで登壇

  • URLをコピーしました!

インドネシアで開催されたIdeaFest 2024にて「Venturing Abroad: The Insider’s Guide to Cross-Border Business Investments」 をテーマにパネルディスカッションに登壇しました。このセッションでは、国際的な投資や事業拡大における現実的な課題と実践的な戦略について議論を行い、多くの知見を共有しました。

左からRichie Wirjan, Co-Founder & CEO of Foundry、梅澤亮

私のセッションでは、投資家が自国を超えて東南アジア(SEA)市場を目指す背景を掘り下げました。若い人口構成、経済成長、市場の多様性といった地域特有の魅力が挙げられ、これらが投資家にとって新たなビジネスチャンスを生み出す大きな可能性を秘めていることを議論しました。さらに、事業を進める上で欠かせない文化的要素への理解についても重要性を強調しました。成功の鍵は、異文化間での対話とミーティングを積極的に重ね、相互理解を深めることです。表面的な情報共有だけでなく、深いコミュニケーションを通じて信頼関係を構築し、強固なパートナーシップの基盤を作ることが必要であると議論しました。

新市場への参入に際して直面する規制上の障壁や、それらを克服するための戦略について議論。創業者との面談で感じる課題や、買収や投資準備が整っていない企業の兆候についても触れ、投資家と創業者双方の視点から盲点を整理しました。また、自身の複数のグローバル企業での市場参入戦略や本社との調整、M&A後の統合(PMI)を含む必要性を共有し、国際展開における実践的なアプローチやチーム構築の重要性についても解説しました。

最後に、テック業界での19年に及ぶ経験を活かし、起業家に向けて現地市場への適応力や文化的理解、戦略的パートナーシップの構築、長期的な成長視点の重要性についてアドバイスを行いました。このセッションは、参加者からの多くの質問を通じて新たな視点を得ることができた有意義な時間となりました。今後も国際ビジネスにおける可能性を追求し、その知見を共有していきたいと思います。

個人でLP出資しているファンド、Kejora Capitalにも在籍しているRichie Wirjanが今回のセッションをモデレーターとして進行しました。楽しい時間を過ごし、記念撮影もできたので、またぜひご一緒したいです!

IdeaFest 2024は、インドネシアで開催される大規模なクリエイティブフェスティバルです。このイベントは、業界の専門家やクリエイティブ業界に関心のある人々が集まり、最新のトレンド、アイデア、イノベーションについて議論する場を提供します。IdeaFestは、特にZ世代(Generation Z)を中心に、音楽、デザイン、アート、テクノロジー、ビジネス、カルチャーなど、さまざまな分野の交流を促進することを目的としています。

2024年のイベントは、9月27日から29日までジャカルタ・コンベンション・センターで開催され、「i」をテーマに掲げ、個々のアイデンティティやインサイトを尊重し、共通の知性を高めることを目指しました。このフェスティバルでは、業界のリーダーや専門家によるセッションやワークショップが行われ、参加者が新しいアイデアや知識を共有できる貴重な機会となっています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ryoのアバター ryo 何でも屋

10年間にわたるフィリピン滞在を経て、上智大学・比較文化学部を卒業。学生時代から様々な事業の立ち上げに携わり、サラリーマン、起業、国内+外資系企業社長、取締役、顧問、株主などをスタートアップ及び上場企業で経験。

目次