先月のUniversity of Washington MBA生に続き、今月もアメリカのUniversity of Wisconsin-Milwaukeeの経営学修士・MBA生をオフィスに迎え入れました。今回は、日本での起業やスタートアップの難しさについて、具体的な事例を交えながらお話ししました。資金調達の仕組みや課題、適切な人材を採用するための戦略、スタートアップが直面する文化的・制度的な壁についても詳しく解説しました。
また、ベンチャーキャピタルとしての仕事の実態や、これまで関わってきた企業への投資や支援の具体例についても触れました。さらに、グローバルなDay 0起業家支援事業を展開するAntlerでの取り組みについて、どのように新しい事業を生み出し、共同創業者のマッチングから起業家を支援しているのかを説明しました。学生たちは非常に熱心に耳を傾け、多くの質問をいただき、日本のスタートアップ環境への関心の高さを感じました。
セッションは30分ほどの自己紹介を皮切りに、ベンチャーキャピタルの仕事や起業経験について語らせていただきましたが、その後の1時間は質問が途切れることなく続きました。学生からは、日本政府のスタートアップ支援政策、チームの採用方法、投資先支援の手法、経営方針、人脈作り、経済動向など、多岐にわたる質問をいただきました。このような交流を通じ、マクロ的な動向を意識した情報収集の重要性を改めて感じました。
学生さんにはこれからも優先的に時間を作りたいと思っていますので、またいつでも遊びに来てくださいね!