東京での開催は今年で5回目となるAdvertising Week Asia(アドバタイジングウィーク)にて「ミレニアル世代起業家が創り上げるパーパス社会」のお題でモデレーターとして参加させて頂きました。パネリストはミレニアル世代を代表するスーパークリエイター(クリエイティブディレクター)の起業家2名、株式会社セブンセンス / 株式会社 nommocの代表取締役、吉田拓巳さんと株式会社arcaの代表取締役&クリエイティブディレクター、辻 愛沙子さん。今回のセッションはAdvisory Council枠でもあり、スポンサーや広告主を気にせず日本の社会課題に対する想いや解決方法に関して終始言いたい放題の楽しい雰囲気のパネルディスカッションでした!
ソーシャルメディアが生活の中心となるミレニアル世代のライフスタイルを紐解きながら、選挙、ジェンダー、食品ロス等、形式的なアクションに留まってしまいがちなトピックについて、2名が実際に手がけた事例を交え忖度なしに語って頂きました。
SNSの普及により”物言う生活者”が増えるなか、ブランドは社会とどう手を繋いでいくべきか、「パーパス」とはどうあるべきか、SDGsやESGなど近年のトレンドを踏まえた社会のあるべき姿についての本質が個人的にも大変勉強になりました。炎上も展開方法によってはプラスに働かせて、ブランディングにつながる発想も素敵だと思いました。
全てを語るには30分が大変短く足りない感が多かったので、次回は長めのセッションで色々と議論ができればと思います!
パネリストのプロフィール
株式会社arcaの代表取締役&クリエイティブディレクター 辻愛沙子さん
社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業作り」と「世界観に拘る作品作り」の二つを軸として広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。リアルイベント、商品企画、ブランドプロデュースまで、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションを手がける。2019年春、女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマとした「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年秋より報道番組 news zero にて水曜パートナーとしてレギュラー出演し、作り手と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。
株式会社セブンセンス / 株式会社 nommocの代表取締役 吉田拓巳さん
1995年6月29日生まれの実業家、クリエイター。日本最年少社長として15歳で株式会社セブンセンスを設立。16歳で10代のネット擬似投票サイト「Teens Opinion」をリリースし、大きな話題を呼んだ。2014年、一般社団法人日本広告業協会主催コミュニケーション大賞 ‒ Innovative Communication Award-(ICA)大賞受賞。MINMI主催のイベント「FREEDOM」や全国ツアーをはじめ、国内最大級の音楽フェス「ULTRA JAPAN」の映像演出、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」のテクニカルディレクター、空間プロデュースや企業のブランディングも手掛ける。2017年には雑誌「+81」が特集する世界の30歳未満クリエイター44名の一人に選出される。2018年5月無料配車サービス「nommoc(ノモック)」事業スタートし、創業時の投資型クラウドファウンディングでは4分半で5000万円の調達を成功させる。多くの注目を集めている。
Antler株式会社 代表取締役・Partner 梅澤亮
10年間のフィリピン滞在を経て、2007年上智大学・比較文化学部卒業。在学中の2005年からインターンとしてジェイ・シードに参画し、複数の投資先企業で事業立ち上げやマーケティング業務に携わる。2008年から株式会社トラフィックゲート(現リンクシェア・ジャパン株式会社)にてiPhoneのアドネットワーク事業やアプリプロデュースを経験したあと起業。その後上場企業などの顧問や株主として累計30社+に携わり、グローバルスタートアップタクシー配車アプリの日本法人HAILO株式会社の代表取締役社長、バケーションレンタル事業を展開しているNASDAQ上場企業HomeAwayの日本支社長、ソーシャルマッチングアプリ最大手のTinder日本支社長、East Ventures株式会社にてPrincipalを務め、現在はグローバル投資ファンドAntlerのパートナー、株式会社nommocの取締役