先月北京で開催された2012 NetEase Global Mobile Media Summitで「Monetization of Media Mobilized」のトピックでパネルをモデレートしました。プレゼンターやパネリストは体験した事があったのですが、初モデレーターデビューでした。プレゼンターやパネリストの立場ですと色々と語り始めて止まらなくなる事がありますが、立場が違うと時間配分を気にしたり皆さんのアピールが出来る事ように質問したりなどで新鮮な気分でした。会場には500名程の来場者が集まる大きめなイベントで楽しかったです!
日本のメディアのマネタイズに関してのセッションで左から週1の飲み仲間でもある株式会社エクストーン兼株式会社ニワンゴ取締役の木野瀬友人さん、コイニー株式会社代表取締役の佐俣奈緒子さん、以前一緒にピド株式会社を創業したパートナーで現在ヤフー株式会社コンシューマ事業カンパニー新規事業ユニットマネージャーの田中祐介さんがパネルに参加。
木野瀬さんにはニコニコ動画サービス全体、マネタイズに関してはプレミアム会員としての月額課金、ニコニコ市場からのアフィリエイト収益を説明された。ユーザーがプレミアム会員になるモーチベーションは主にニコニコ生放送を視聴する際に、有料会員が優先的に見れるので無料会員が視聴中でも追い出されて行く仕組みを活用している。
佐俣さんはメディアではないが、日本でイノベーションを起こすベンチャーとして招待されていた。コイニーは幅3cmのドングル(イヤーフォンジャックに刺すカードリーダー)を店舗等に提供してスマートフォンがあればクレジットカードが決済できるサービスを提供中。ニコニコ動画やヤフーと違い、都度決済のビジネスモデルだがクレジットカードの保有率や日本人の小額決済時にクレジットカードの利用が伸びて来ているのでこれからマーケット開拓に関しての説明をされた。
田中さんはヤフーサービスの説明から、ニコニコ動画と同じでヤフープレミアムの月額課金からのマネタイズに関して説明。ユーザーがプレミアム会員になるモーチベーションは多数あるが、事例ではヤフーオークションで5,000円以上に入札するにはヤフープレミアムになる必要があるので会員数を延ばした。
中国は課金の概念がまだ浸透していないので、パネル終了後名刺交換のタイミングで色々と質問されました。中国ではコンテンツは無料で入手できる文化なので、マネタイズする際は色々なハードルがあると感じました。今後日本の成功事例+中国の文化に合わせて優良メディア事業がどんどん立ち上がっていくのが楽しみです!
講演者での写真!木野瀬さんがネクタイ絞めているのが珍しい!w
あと、おまけですが…
旅費と宿泊を主催側に出してもらったのですが、とても豪華なホテル。北京で一番背の高いビルの上層階にあるShangri-La Hotelでした、なぜか木野瀬さんが僕の部屋に来て作業している…